実験装置を作るための工作教室

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 この本は第二装置開発室の機械工作実習の経験からえた治具・取付具の使い方・考え方をまとめたものですので、このページにも掲載しました。

   

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★ このページは、CADによる設計から、工作機械による部品加工、精密組み立てにいたる流れをたどり、大学の実験室と工作室レベルで実現できる実験装置製作技術を公開するものです。

  時間の短い機械工作実習期間中ではなかなか説明しきれないような知識や、経験できない工作方法についても紹介していきますので参考にしてください。

 一般の工場ではNC旋盤やMCが並び、一人のオペレータが複数の機械を受け持つのも当たり前の時代となっています。大工場ではNC工作機械の連携はさらに進んで、アームロボットやパレット搬送ロボットがワークやツールを載せて動き回っています。このような工場では、汎用旋盤は片隅に追いやられているのではないでしょうか。

 ここで紹介する技術や加工の条件は、大学の工作室などで安全第一に作業を行なうことを目的としたものなので、生産現場で活躍されておられる方々の常識やセンスとは異なる所も多いと思います。
 私たち大学の教育・研究の「ものつくり」の現場では、同じ形状の物を効率よく大量に作るというよりは多品種&単品加工ばかりです。初心者(学生や若手研究者)がちょっと機械加工を行いたい、あるいは「あとちょっと・・・」というような要求には、NC旋盤やMCなどでは対応しづらいのが実情です。こうした要求には汎用の旋盤やフライス盤が適しています。
 汎用工作機械を安全且つ上手に使いこなすことが大学の教育研究現場で求められています。

 こうした大学の事情ゆえに、ここで紹介する加工方法は、第一線の製造現場から見れば時代遅れの工作方法と見えるでしょう。適用範囲も狭く、特殊な条件下でのみ成立するものも多いのですが、汎用工作においてμmオーダーの加工精度を出すためのノウハウも随所に含んでいると思います。


 実験装置を作るとき、設計−>製図−>加工−>測定−>組立・調整・・・うまくできなければ設計段階に立ち戻って・・・という流れになると思います。
 当ページはこうした「ものづくり」の流れの中の一つひとつの技術や技能についての基礎と実例を解説することを目標にしています。まだまだ未完成ですがお許しを!

  1. 機械設計

  2. 三次元CADを使った設計(計画中)

  3. 旋盤加工の基礎   旋盤による加工例   バイトのいろいろ

    切削理論とバイト刃先の形状   旋盤用バイトの研磨

  4. ボール盤による穴加工   ドリルの研磨方法

  5. フライス加工の基礎   NCプログラミング  フライス加工の実例

  6. コンターマシン・シャー・のこ盤の使い方

  7. 手仕上げ作業

  8. 測定器の使い方


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